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脳卒中予防①

脳卒中とは?

紅葉の見ごろを迎え、山々では雪の便りなども届いています。朝も冷える日が多くなりました。

これからの季節、多くなってくる病が脳卒中です。

今回は脳卒中についてお話します。

 

脳卒中の種類

脳卒中とは脳血管障害とも言われ、脳の血管に何らかの問題が発生し、脳に障害を起こす病気です。

種類としては以下の3つのタイプがあります。

  • 脳梗塞・・・脳の血管が詰まる(高血圧、高LDLコレステロール血症や糖尿病などによる脳血管の動脈硬化が原因)
  • 脳出血・・・脳の血管が破裂する(脳内部の細い血管が高血圧などにより破裂することが原因)
  • くも膜下出血・・・脳表面の血管にできた動脈瘤が破裂する(くも膜と呼ばれる脳表面の膜と脳の空間に存在する主要血管が切れて起こる出血が原因)

 

 

脳卒中は「寝たきり」の最大の要因

脳卒中は、麻痺、歩行障害や言語障害などの後遺症が残ることが多く、「寝たきり」の最大の原因になっています。最近では脳卒中の中でも脳梗塞による入院患者が増えており、約6割近く占めるようになっています。

 

脳卒中の内訳

 

 

 

寝たきり(要介護5)の原因

 

脳梗塞の危険性を高める高LDLコレステロール血症

脳梗塞は動脈硬化や血栓(血液のかたまり)により脳の血管が詰まる病気です。

食生活の欧米化などに伴い、動脈硬化の原因となる糖尿病や高LDLコレステロール血症が増加していることが、脳梗塞患者増加の原因の一つと考えられています。

 

 

脳卒中では次のような症状が突然起こります

  • 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起きる
  • ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
  • 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
  • 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける
  • 経験したことのない激しい頭痛がする
  • ※重症の時は意識がなくなることもあります

 

 もしご自身や周りの人に突然こんな症状がでたら、

 一刻も早く救急車を呼んで下さい!

 

 

次回は

脳卒中に防ぐための予防についてお話します。

      

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